レビュー コスメ アプソリュ ソフトクリーム 2023/6/2 (金) 1:28 かずおいーめい 評価:★★★★☆☆☆ 【4万円超えクリームは本当に優秀なのか?】 高額にもかかわらず、現時点で某サイトクリームランキング11位。 4万円超えの高級クリームは本当に優秀なのか、検証しました。 ===使用感=== まず使用感は◎。快適です。 以下、ぎゅっと箇条書きします。 ■外ブタ・中ブタの二重密閉で開封後の品質低下を遅らせる工夫をしている。 できることなら、この中ブタの上にスパチュラをつけてほしかったけれど…… ■みずみずしい。のばすと、すぐ液状に。 広げやすさは抜群で、少量でもすーっとカナリ広範囲にのばせます。 価格から抱く印象よりコスパはいいかも。 ■塗布直後はキラキラ輝くような感じ。 (後述する「シリカ」の効果?) ■1分もせず完全になじみます(時短!) ■ベタつき全くなし。 夜、枕や布団にベットリ持っていかれたり、栄養過多で吹き出物ができそうな感覚もなし! ☆ベタベタなクリームをつけたくない暑い日 ☆ニキビや吹き出物が出来やすい人 ☆油分は足りてるけど水分が不足しやすい肌質の人 にオススメできる使用感でした。 ===成分表から見えた事実=== まず、直接肌につけるスキンケア品にしては珍しく、 公式サイトで全成分が公表されていません(;゜Д゜) 手に入れる前に知りたかったため直接ランコムに問い合わせたら、1週間近く経ってようやくテキストで。 ほとんどの消費者は問い合わせなどしないでしょうから、基本的には買う前に成分を知ることができない形です。小さなメーカーでも責任をもって公表している中、ちょっと不親切かもしれませんね(汗 購入検討中の方は、成分表の写真をUPしたので参考になさって下さい。 以下、写真の成分表と照らし合わせながらどうぞ。 ■赤線部について 「ローズの恵みで、息を吹き返したような美しさへ」というキャッチフレーズ。つまり、ローズが最大の売りであるクリームです。 にもかかわらず、ローズ関係の成分の配合量がカナリ少ない! 下から4列目「アデノシン」は0.04%以下に限り、スキンケア品に抗シワ成分として(水・BGなどと一緒であれば)配合が認められている成分です。 ということは、それよりずーっと後ろにある赤線部のローズ系3成分は、0.03%? 0.02%? 0.01%? いや、下手したらもっと少ないかも? もしかしたら、1滴にも満たない超少量であっても、効果を期待できちゃうSuperローズなのかもしれない! ……ですが。 私個人の感覚としては、最大の売りとしてアピールしている成分がオマケのオマケ程度しか配合されていないのは心細いなあと正直感じました。 ■イエロー線部について パルミチン酸アスコルビルは、いわゆる「ビタミンC誘導体」。毛穴・シミくすみなど様々なものに効くと言われて久しい成分で、積極的に取り入れている方も多いですよね。 こちらは配合されているにこしたことない良い成分です。 しかしながら、最後から2番目。いかんせん少量すぎる! 「赤504・黄4」の合成着色料よりも少ない、微々たる配合量なのが残念です。 パンテノールは、ビタミンB群の一種。 肌のターンオーバーを活性化させたり線維芽細胞の増殖を促進したりする頼もしい成分(←年齢肌にはコレ大事!) 肌のかゆみ・赤み・ニキビを軽減する効果も期待できます。 パンテノールは成分表の前半にありますから、量もしっかり◎! 見る限り、このクリームの主力成分なのではと思います。 ■パープル線部について シリカは良い面と▲な面がありますが、物理的にパール感をもたらすので、肌をキラキラ綺麗に見せられます。配合量も多め。 私個人は、この金額の商品なら一時的なキラつやではなく根本的な肌改善を求めたいなと……(汗 赤504・黄4は、先述の通り合成着色料。 長年使われてきたものだから大きなトラブルに遭うことはないでしょうが、これだけ合成着色料は使わない方向にシフトしつつあるご時世で、4万円超えのスキンケア品にわざわざ配合するのか……製造段階でケチらなければ、代用できる天然着色料は他にあるのにな……と。 香料も同様です。 ===総評=== 使用感は◎、成分は使い続けたら肌質が改善するという期待を持ちにくい▲。 掲載した成分表をご覧になり、デメリットよりご自身で感じるメリットの方が上回る人であれば、このクリームを選ぶ価値はあろうかと! 1949字 少しでも参考になりましたら嬉しいです^^ コメント(0) クリーム ランコム アンチエイジング 戻る |